2008年 01月 14日
勝鬨橋より
2008 東京
HASSEL c501 100mmf3.5
try-x pyro現像液
フジバリグレードRC
近くに乗船場があって海路で浅草にいけるらしい。
今度是非行かねばと思いつつ若干風邪気味。
そんなわけで出かけたのは土曜日のみで
東京で行われていた「ありえないプリント」その1その2でおなじみの
杉本博司展(ギャラリー小柳)築地仁展(ギャラリーDAZZLE)にいってきました。
杉本博司
劇場のシリーズはこの方のシリーズで一番好きかも知れない
静的時間と動的時間の時間軸の差を一瞬と言う時間を切り取る手段である写真機と言う器具を使って云々 などと頭(理性)にあることを書くとそうなるのかもしれないが、
それよりももっと原始的な圧倒感、圧迫感 緻密感に原始的な感覚(それは言語化すると同時に陳腐化し 喫茶店か何かで口にすると、顔の上気を禁じえない類の言葉だ)での畏敬畏怖によって惹かれていると私は思う。
そしてそれを成立させるのは写真であると言うことを意識させないまでのプリントである。
築地仁
さてそうなるとこの方の写真は
「写真であると言うことを意識させた最上のプリントである」と言える。
これは同じ写真と言う手段を使うが目指すものが「芸術的な何か」であるのか「写真的な何か」であるのかと言うものの差であると言ってもいいのかもしれない。
兎も角 共にありえないものであった見れて眼福
その後いくつか写真展でも回ろうかと予定をしていたが、
この後果たして何が見れるだろうかというような思いを抱いて帰宅
by mono-photo | 2008-01-14 01:08 | モノクロ