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よくわからない

月曜日 小林紀晴 ビューイング

小林紀晴さんの本は、、なんだかんだで読んでいる気がする。文字を
写真を始める前に、既に「写真学生」は読んでいたような気がするし、
「アジアンジャパニーズ」も全部持っていたのではないかな。

その後 写真を見るようになって、、、

「アジアンジャパニーズ」 「東京装置」「盆地」・・・
都度都度 顔を変えていく写真に、つかみ所のなさを感じていた。
本で文章とともに読むほうが良いという印象だったのだが、

去年だったか、写大ギャラリーの展示
『はなはねに』には衝撃を受けた、あれはひとつの写真展としても素晴らしかったなぁ

ただ写真の印象は、、「よくわからない」
顔が変わりすぎるから、
どうにも小林紀晴という人間を見るにあたって、ピントが合わせ難かった。

ビューイングでは、訥々としたしゃべり方で、
しかし「後悔は 今までない」という言葉が印象的だった。
そして、なるほど、人となりを見れば写真の変遷に、納得できるところもある。

おそらく、小林紀晴はこれからも変わり続けて、
私にとっては、いつまで経っても、私にはわからないまま、心地よい写真家であり続けるだろう。
小林紀晴という独自の場所にいる写真家は、
これからどこに向かうのだろうか、 楽しみである。



その前
吉祥寺美術館
内藤正敏の「めくるめく東北」

写真家というよりも、民俗学者の写真に思える。
一部写真家的な手法を取っているのが、ちゅうぶらりん。
面白いものは面白かったのだが、、

撮られた時期が20年前ぐらいの、手法的写真
(あえて大判カメラの超長時間露光と歌っている)のを
なぜ 今頃インクジェットにしているのかがわからない。
最終アウトプットを簡単に変更してしまって、なぜ手法でこだわる必要があるのか、、
フォトコラージュとかはしかたがないとは思うけど、、、、

わからない

by mono-photo | 2009-10-17 08:28

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