人気ブログランキング | 話題のタグを見る

写真は誰でも

今週の前に先週のことを書かなくてはいけないので
ミハイル・ダシェフスキー写真展「沈没した時代」@写大ギャラリーを見る。

当時 ロシアでは、アマチュア写真家としてしか、自由に写真を撮ることはできなかった。「アマチュア写真家」と言えば聞こえはいいが、それは今の日本とは違う。仲間内で見せる以外に発表の機会は一切無い。それでも尚且つ30年間休むことなく 一定の視線で写真を撮ると言うことはどのような事なのか、また共産時代の見ることの難しかったソ連(今と違ってまだ資本主義の洗礼を受けていないロシア)を外国の人間がこのような長期間撮ることはできないだろう。そこら辺も含めてみる価値はある。

写真は誰でも撮れる。 この時代はなおさらである。
しかし一定の視線で撮ることは難しい。
人が見ないものを見ることは難しい。
ただただ、続けていくことは難しい。

写真は誰でも_f0067040_22305011.jpg

〔bars〕
2008 tokyo
folte FORTE Polywarmtone Ivory FB(semi glossy)
leica m2 summaron 35mmf3.5

by mono-photo | 2008-09-28 22:33 | モノクロ

<<  原美術館 米田知子展―終わり... 情報について >>