写真が撮りたくなってきた

仕事を早めに切り上げて
銀座のライカギャラリーヘ
上田義彦「at Home」
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写真の中で家族がほほ笑んでいる。
一刻、一刻、過去となり、忘れ去られてしまう運命にあるなんでもない日常の中に、
二度と見ることの出来ない、大事な小さなほほ笑みがある。写真はそれを鮮明に記憶してくれる。
家族がいつもいつもほほ笑んでいるわけではない。
悲しい時、苦しい時、誰かが怒っている時、夫婦ゲンカしている時などなど、日常茶飯事だ。
でもそんな時、わざわざ写真を撮る気にはならないだろう。
それより誰かがちょっとうれしそうな顔をしているのを見つけると、そそくさとカメラを手にとる。
だから自然とアルバムの中には、小さなほほ笑みが、たくさんつまってゆくのだろう。

悲しみは忘却のかなたへ、ほほ笑みは写真の中へ。

以上 
上田義彦 <at home> あとがきより引用

この言葉の後に書く言葉は見当たらない。
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by mono-photo | 2008-04-18 22:42

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